わたしの道標になってくれる3冊

今のわたしの生存に必要な3冊です。・清水晶子『フェミニズムってなんですか?』・山内尚『クイーン舶来雑貨店のおやつ』・ハン・ガン著、斎藤真理子訳『回復する人間』自分の輪郭を問い直す ここ数年間、わたしの生活の大半は労働に占拠され、その合間にご…

暴力をみて、暴力について考える

以下は、『私はヴァレンティナ』を観て、自分自身の暴力について考えたことだ。手元にパンフレットもなく、映画を観たのも一度だけなので、細かい部分での記憶違いがあるかもしれない。また、内容に踏み込んでいるため、ストーリーを知らない状態で映画を観…

ノンバイナリーとしての自己表現

以下は、エリス・ヤング『ノンバイナリーが分かる本』を読んで、ノンバイナリーとしての自己表現とはどのようなものか、ということについて考えたことである。率直に言って、私にはこの問いに対する答えが分からない。なので、分からないということについて…

ここではない、どこかへ

高校を出て、運よく大学にも進学でき、経済的には厳しい面もあったが大学院を修士まで出て就職した。大学院の指導教授にはいつでも戻っておいでと言われたし、就職して2年目の人事考課ではAをもらった。他人からは、きっと私は順調に時を刻んでいるように…

ドッジボールをしましょう

「今日の昼休みはクラスでドッジボールをしましょう!」小学生のころ、先生が笑顔でそんなことを言った日の昼休みは、決まって図書室に逃走した。私は人というものが得意ではない。人と四六時中一緒にいることも、人とコミュニケーションを取ることも、人の…

労働のもやもや

このブログで最初の記事が「労働のもやもや」って、なんだかなと自分でも思う。なぜ、職場にいない時間まで、職場のあれこれを考えないといけないのか、とも。 だけど、わたしは賃金労働者で、1日のほとんどの時間を労働現場で過ごさざるを得ない生活をして…